森林飽和 国土の変貌を考える （NHKブックス） [ 太田猛彦 ]

著者太田猛彦(著)出版社NHK出版発売日2012年07月ISBN9784140911938ページ数254Pキーワードしんりんほうわこくどのへんぼうおかんがえる シンリンホウワコクドノヘンボウオカンガエル おおた たけひこ オオタ タケヒコ9784140911938内容紹介緑の木々に覆われた山を歩きながら、私たちは、そこが五十年前にはげ山であった姿を想像できるだろうか？山の地肌が消え、土砂崩れが減り、川から砂がなくなる—これら二十世紀におきた変化は、日本史上初のものだった。変化は副作用をもたらす。サルやクマの人里への出没、海岸の道路を崩壊させる“砂浜流失”、そして花粉症。各地で起きる問題の根源に山地の変化があることを見抜き、土砂の流れを分析して私たちの誤った思いこみを次々と覆す。自然環境と災害について発想の転換を迫る提言の書。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 海辺の林は何を語るか—津波と飛砂/第2章 はげ山だらけの日本—「里山」の原風景/第3章 森はどう破壊されたか—収奪の日本史/第4章 なぜ緑が回復したのか—悲願と忘却/第5章 いま何が起きているのか—森林増加の副作用/第6章 国土管理の新パラダイム—迫られる発想の転換